VUCA時代に企業はどうやって生き残るのか
皆さんこんばんは。
今週は二日続けての更新となります。
なぜか?
本日の勉強中におもろいことを学んだからです。
まずは本日の報告からです。
総勉強時間:10.5時間
内訳)
財務会計:5時間
中小企業診断士二次試験事例Ⅱ:3時間
経営情報システム:2時間
100字訓練:30分
土曜日、日曜日同じ勉強時間を確保しました。
というのも、コロナ明けでまだ外に出るのは躊躇したので、
家で待機したついでに勉強積み上げました。
で、本題。
「VUCA時代に生き残る企業はどういう財務体質か?」
まず、VUCAとは、予測困難という意味です。
将来の予測をするのが困難で、
これまでの常識を覆すような社会変化が次々と
登場するような時代です。
こんな時代に企業はどういう戦略で生き残るのか。
それを見るうえで重要なのが財務体質です。
企業が勝ち残るには、
売り上げを上げるor費用を減らす
の2つしかありません。
売り上げを上げるを細分化してみると、
売り上げ=客単価×客数になります。
もちろん企業の目的は、
永続的な成長・利益の最大化なので、
利益を最大化させる為に企業努力は欠かせません。
しかし、この予測困難な時代では簡単に
利益を上げれるほど甘くありません。
では、勝ち残るために必要な2つ目。
費用を減らすこと。
細分化してみましょう!
企業の費用の内訳は、
原価=変動費+固定費です。
固定費とは、土地・建物・設備・人件費など。
変動費は、材料費、販売手数料など生産量に比例して増加する費用。
さぁ、どちらを削減したらいいのかな?
今までよく聞く話だと、まずは固定費の削減といわれます。
設備を削減しなさい。
建物を売却しなさい。
人件費を削減しなさい。
という風に。
確かに固定費を削減すると、
損益分岐点が下がる→小さい利益でも利益を出しやすい。
r利益が出しやすい体質」になります。
ではこれを見てみてください。
例)
売上高 :100円 売上高 :100円
固定費 :60円 固定費 :20円
営業利益:20円 営業利益:20円
↑
営業利益を変えずに、
固定費の割合を変化させました。
では、この比率を変えずに売り上げを上げます。
例)
売上高 :200円 売上高 :200円
固定費 :60円 固定費 :20円
営業利益:100円 営業利益:60円
あれ?
売り上げが二倍になったのに、
営業利益に大きく差が出ている。
固定費を削減したら、売り上げ増加に対する
営業利益の増加割合が低い。
そうなんです。
それが、僕が今まで知らなかったことなんです。
固定費が大きい企業は、限界利益が大きく
固定費さえ回収できれば売り上げ増加で著しく利益が増加します。
いわゆるハイリスクハイリターンで攻めに強い企業。
めちゃめちゃおもろいやんって思いました。
今までは、とりあえず固定費削減や!
って言ってましたが、こういう考え方もあるのかと。
需要変動の激しい時代に固定費の高い企業は、
売り上げ増加の機会原価が最小に→スムーズに需要対応できる。
固定費の低い企業は、
売上増加→社内に資源がない→増大する需要で他社に依存するしかない。
なかなか面白いですよね。
最近勉強してた中で、一番なるほどね!でした。
しかし最後に一つ思ったことは、
大企業は経営資源が多く固定費が高くても、
大きな利益を上げれる可能性が高い。
しかし中小企業や小規模事業者は、
経営資源が豊富になく固定費の比率を上げるのはリスキー。
損益分岐点を下げることで、小さな売り上げでも
利益を確保することができる。
結論、企業の規模の大きさや経営者の考え方、
ビジネスモデルや企業の成長に伴って、
財務体質を変えていくというのも必要なことなんだなと。
一概に固定観念だけで、固定費削減やぁ!
って言ってたけど、それだけでは無く、新たな視点を学べました。
中小企業診断士の勉強を、
約4か月ほど継続していて一番の発見でした。
学ぶ姿勢を忘れずに、興味関心を持っていれば
これ以外にももっと新たな視点で物を見れるのが、
このいまの世界だと思います。
今週も頑張りましょう。